小林邦宏の「月に一回 世界一周の旅」

ハワイアンなお花屋さんへ~アメリカ・ハワイ~

2018.8.12

ハワイアンなお花屋さんへ~アメリカ・ハワイ~

この8月、夏休みをハワイで過ごしました。
普段は土日関係なく毎日仕事していますので、まあ、ハワイでも結局やっていることはパソコンなのですが、いずれにせよ、1年で唯一リラックスできる時間です。

完全なオフタイムではありますが、行く先々でお花を見ていると、やっぱり地元のお花屋さんに行きたくなるのは職業病でしょうか。(笑)

今回は、ホノルル郊外のお花屋さんを訪ねてみました。
”スタンレー・イトーフローリスト”さん。

ハワイアンなお花屋さんへ~アメリカ・ハワイ~

お店に入ると、たくさんのトロピカルフラワーが!!

ハワイアンなお花屋さんへ~アメリカ・ハワイ~

ハワイを代表するお花の1つであるアンスリウム、そのほかにはジンジャーやヘリコニアなど。更には、地元ハワイ産のプロテアも見られます。なかなかの品揃えです。

ハワイアンなお花屋さんへ~アメリカ・ハワイ~

お会いしたのはハワイでのフローリスト歴20年という、店長を務めるYukiさん。

ハワイアンなお花屋さんへ~アメリカ・ハワイ~

私自身も、ハワイからアンスリウムを買い付けたことがあり、それは、ここホノルルのあるオアフ島でなくBig Islandと呼ばれるハワイ島なのですが、農園も訪ねたこともありますのでこの島の事情はよく分かります。 とにかく、いろんな事情で、お花を仕入れ、良い状態でお客様にお届けするのが本当に大変な場所なのです。

ハワイアンなお花屋さんへ~アメリカ・ハワイ~

実際、Yukiさんからもそのようなお話をいろいろと伺いしました。
分かりやすいところでは、やはり暑さでしょうか。お客様のためにはお花を見えるところに置いておきたい。でも、そうするとすぐに傷んでしまうのです。そのため、お花は裏側の冷蔵庫の中に置いておくことが多いのがハワイのお花屋さん(ホノルルの他の有名なお花屋さんでもその傾向があります)。でも、Yukiさんの判断で、ギリギリまでお客さんの目の届くところにお花を置いているところにはただただリスペクトせざるにはいられませんでした。

この日は、地元ハワイ産のほかにはコロンビアやニュージーランドを中心に海外から来ているお花がありました。でも、ちょっと気になることがあります。

ハワイアンなお花屋さんへ~アメリカ・ハワイ~

アメリカって、お花がすでに咲いた、開ききった状態のものを欲しがるのですが、このお店のものは開花前のものが多い(専門用語で、”切り前が固い”と言います)。Yukiさん曰く、ハワイだけは特殊で、切り前の固いお花が好まれるそうなのです。これは全く知らなかった・・・ 他方、繰り返しになりますが、切り前が緩くなりやすい(=咲いてしまう)店頭にお花を置いておくことは本当にリスキーなのです。Yukiさんの努力にただただ敬意を覚えます。

ハワイアンなお花屋さんへ~アメリカ・ハワイ~

場所側、ウェディング需要などが多いのかなと思って聞いてみると、意外にも仏花のようなお供え花の需要が多いのだとか。80年の歴史を持つというこのお店が地元に根付いていることを感じずにはいられませんでした。面白いのは、ハワイでは、この宗教はこのお花、といったものはなく、どの宗教にも関わらず、”ハワイアンスタイル”なお供え花になるとのこと。

ハワイアンなお花屋さんへ~アメリカ・ハワイ~

ハワイは僕も大好きな場所ですが、やっぱり、まだまだ知らないことがたくさんあります!
休暇などでハワイに行かれる機会ありましたら、街で目にする(であろう)お花に少しでも興味持って頂けると嬉しいです。そこには、関係者の皆さんの大変な努力があります。

最後にハワイの特大アンスリウムのサイズを皆さんにイメージいただけるような写真を添えて、今回のコラムを終えさせていただきます!

ハワイアンなお花屋さんへ~アメリカ・ハワイ~

<お店の情報>
Stanley Ito Florist
40 School St.Suite 120, Honolulu, Hawaii
TEL: +1-808-533-2348

小林邦宏
「世界の花屋」の仕入担当として、日々、海外を飛び回っています。
これまで訪問した国は100か国以上。
このコラムでは、本などには書かれていないその土地の魅力を随時取り上げていきたいと思います。
instagram: @kunihirokobayashigp

PRODUCTS

農家さんが心を込めて育てた草花を商品にしました。お部屋での飾りやすさを大切にデザインしています。

MORE ITEMS

RECENT POSTS