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Column 憧れの花かんむり 2023.9.21
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Column 「編集長 稲垣吾郎」に出演させて頂きました 2023.9.10
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ジェフ千葉指宿洋史選手のスペイン記Vol.2 人と花に囲まれたスペインでの日々
2018.2.22
今回はスペインのお祭りについて紹介したいと思います。
スペインでは街ごとに年間多くの祭りがあり、それはとても盛大で、目にも楽しくそして芸術的なものばかりです。
祭りはスペイン語でFiesta(フィエスタ)。
フィエスタの期間中は街ごとすっぽりそのコンセプトで彩られ、まるで違う空間に変貌します。
初めてフィエスタを経験したのはスペイン3年目の5月、カタルーニャ州のサバデルに所属していた時でした。
ちょうど日本から父が来ていたその日、突然2連休になったので、父にラファたちを紹介したいと思い立ち、電車に乗りサバデルからジローナへと向かいました。
駅に到着して電車の扉が開いた瞬間、なんとも言えない甘い香りがふわっと一杯に広がりました。
ラファと久しぶりの再会を果たすと「今日はサプライズがある」と、言われるがまま旧市街へ。近づくにつれてその香りは強さを増して行きました。次の瞬間、目に飛び込んで来たのは見渡す限り美しい花々で染まった街。
その日はジローナの花祭りだったのです。
石畳、教会、個人の邸宅、街のショーウィンドウ、旧市街のあらゆる場所が花で埋め尽くされているその光景には驚きと共にただただ感動させられました。
毎年違う都市を転々としていた私は、ひとつのフィエスタを一度しか経験出来ませんでしたが、その分それぞれに強い印象と記憶が残っています。
他にも、バルセロナのセマナ サンタ。スペイン三大祭りでもあるセビージャのフェリア デ アブリルやバレンシアのLa Fallas(ファリャス)という火祭りなど。
特にバレンシアの火祭りは面白く、興味深いものでした。
毎年3月15日からサン・ホセの日である19日に開催される火祭り。
準備は数週間前から始まり、その頃から交通規制がなされるとあちこちで大規模な飾りつけが始まりました。芸術家たちの手によって1年かけて作られたそれは徐々に組み立てられ、やがて色鮮やかな張子人形のモニュメント(ファリャ)となります。それが街中に姿を現し、その数は700体以上。子供よりも小さいものから、大きいもので高さ10mを超えるものも。可愛らしくく繊細な作品たちのクオリティは非常に高くデザインは様々で、コンクール式で1位を競います。
迎えた火祭り本番は5日間、陽気な音楽と共に朝から賑わいを見せ、現地の人々の多くは美しい伝統的な衣装を身に纏っています。
全てのお店がフィエスタムードになるので、私はチームメイトとモニュメントを見て周り、気ままに食事やショーを楽しみました。
午後になるとあちこちで激しい爆竹の音が響き渡り、その迫力に最初は思わず耳を塞ぎました。(爆竹は準備期間中から連日鳴り止まないので、この期間バレンシアから離れる住民もいるほど。)
日が落ちると現れるイルミネーションも圧巻です。一方で花火も打ち上げられ、とにかく盛大で華やかな5日間。
しかし最終日、1位に選ばれた作品を除く全てのモニュメントが一斉に燃やされてしまうのです。
芸術家たちが一年間、心を込めて作り上げた素晴らしい作品たちが大胆に燃やされていく様は潔くも寂しく、大きな黒い炎につつまれ最後は廃になってしまうまでを、私はただ呆然と見ているだけでした。しかし地元の人たちに余韻に浸っている間はありません。クライマックスを終えてもまた鳴り響く爆竹、熱狂する人々。祭りのあとも祭りは続く、これぞまさにスペインといったような賑わいです。
そして火祭りを終えた翌日から、また来年の準備が始まるのです。
2回にわたって、スペインの暮らしをご紹介してみましたが、如何でしたか。
私のコラムを通じ、少しでも多くの方がスペインに更なる興味を持ってもらえると嬉しいです。
お付き合いありがとうございました。
©️ JEFUNITED
指宿洋史
プロサッカー選手。
2009年、高校卒業直前に日本人で初めてJリーグを経験せずスペインのジローナとプロ契約を結ぶ。当時17才。2012年にはセビージャFCで、世界最高峰のレベルを誇るスペインリーグで1部デビューを飾る。現在は日本のJリーグ、ジェフ千葉に所属する。
色黒だが未だに日サロに行ったことはない。
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