世界の花屋のなかのこと

Vol.22 大好きな街を出る

2020.6.24

久しぶりの登場の場をお借りして、はじめに、いつも支えてくださる皆さまに感謝の意を。

世界の花屋のインスタグラム、フォロワーが5万人を超えました。
わたしが担当するようになったのは、3年前の春だったでしょうか。当時は300人ほどだったと記憶しています。

世界の花屋 のなかのこと

あれからなるべく毎日の更新を心がけて続けてきましたが、見てくださっている皆さまがいる、ということが原動力の全て。
本当にありがとうございます。

「5万人か〜」とどこか他人事のようにも思えるし、もう毎日何度も確認する生活の一部でもあるし、ちょっと不思議な感じ。
全てを数字に結びつけることはできないですが、素直に嬉しいです。
これからも楽しんでいただけるように、ちょっとした何かを残せるように、お知らせツールとしてだけではなく、日々、続けていければと思っています。

そんなわたしですが、現在、引越し作業真っ最中。
年明けには住み替えを決めていたのですが、外出自粛で物件探しもまともにできないまま母の日シーズンに突入し、つい先日やっと物件が決まり、今は段ボールに囲まれています。

定期的に引越しされる方、ご覧の中にもいらっしゃると思いますが、次に住む街、どんな風に決めてらっしゃいますか?

わたしは今住んでいる街が、人生で初めて「住みたい」と思った街でした。
それまではどうしても、職場とのアクセスが最優先事項になっていたので、在宅勤務になってから初めて「自分の暮らし」と向き合って選んだ街。

適度に落ち着いていて、大好きなお店も近くにたくさんあって、遊び場も近くにいくつもあって、ご近所さんの友人もいて。
奇跡的に好条件の物件に出会えたのですが、決まっていくほどに、今の街に後ろ髪引かれる思いが募ってしまいました。

仕事も撮影も好きにさせてくれて、肩揉みまでしてくれたりする、スタッフみんな大好きなカフェ。
見れたり乗れたりすると良いことがある(気がする)猫柄の電車。
線路沿いの紫陽花。
「ご飯少なめで」って頼んでもすごいボリュームで出てくる洋食屋さん。
手土産はいつもの和菓子屋で。
誕生日にはケーキを出してくれたご飯やさん。
鍵を持たずにゴミ出しして家に入れなくなった時に、一緒に時間を潰してくれた向かいのマンション清掃のおじいちゃん。
優しい「おおきに」を言ってくれるたこ焼き屋さん。
大好きなミュージシャンに遭遇しちゃう一本道。
全然懐いてくれなかった4匹の野良猫。
秋の訪れを教えてくれる金木犀。
晴れた日の、玄関のテラスの影。
歩道橋の上から見る夕焼けのグラデーション。
窓から見える月。
陽がよく入って、本当に住みやすかった我が家。

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自転車で行ける距離に大好きな場所がたくさんありました。
そんな大好きな街に住み続けることよりも、変化を求めての引越し。

最終決断がなかなかできなかったのですが、とてもよく晴れた日に思い立って、次の街まで電車に乗って、駅から物件周辺までを散歩しました。
確かめるように。

世界の花屋 のなかのこと

わたしに決断させてくれたのは、初夏の風が優しく靡く、キラキラした、たくさんの緑たちでした。
「おいでよ」と言われている気にさえなりました。
今よりずっと緑が多い場所へ行くのですが、その歩く道の植物たちがとっても生き生きしていて、本当に気持ちがよかった。
どうやらわたしはこの仕事を通して、前よりずっと、自然が好きになったみたいです。
帰り道では既に、あの街が違う季節でどんな景色になるのか見たくなっていたし、家具屋に足を踏み入れていました。

そんなわけで引越しに追われ(言い訳です)、なかなか写真を撮ることができず、今回は過去写真からいくつかピックアップ。

しかし自分のカメラロールを遡っていたら、近所を写しているのは引っ越してきてすぐの頃ばかりで、ここ最近はあまり風景らしい風景を撮っていないことに気付きました。

残り数週間、まだ1枚も撮り始めていない、入手したばかりのフィルムカメラで、撮っていこう。
“シャッターを切るのは愛の告白”
と好きな写真家が言っていましたが、「ありがとう」の気持ちを込めて。

最後は、全然関係がないですが、先日出くわした、大きなスモークツリーの木。
雨粒が光って煌めいていました。この時期にだけ見れる宝石。
まだもう少し、スモークツリー楽しめそうですね。
新居にスモークツリー飾りたいなぁ。

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くまこ

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