ここの国のココが好き!

アメリカの12月〜クリスマスツリーが我が家にやってきたVol.1

2017.12.7

『もうすぐクリスマス / Christmas Is Just Around The Corner』

初めまして。ワシントンDC在住の吉野麗子です。2006年に渡米し、気づいたらアメリカ生活ももうすぐ12年、ワシントンDCでの暮らしはこの夏で丸10年を迎えました。海外で暮らしたことなど一度もなかった私にまさかこんな人生が待っているなんて、ちょっと、というか、かなりの想定外ですが、「住めば都」とはよく言ったもので、恐らくこのワシントンDCの地は自分にとって第2の故郷になるんだろうなぁ、とぼんやり考えながら、8歳と5歳のパワフルな娘たちに翻弄されながら日々暮らしています。

アメリカ生活12年と言えど、あくまで私は日本で育った日本人です。いまだにアメリカ文化を日々の暮らしから学んでいるような状況で、アメリカと日本の違いに驚いたり、共通点を見つけてはまた驚いたり。アメリカの良い所を目の当たりにして「アメリカってすごい!」と感動したり、ダメな所を見つけては「やっぱ、何だかんだ日本だね」と日本人である幸せに酔いしれたり。そんなことを繰り返す毎日。

アメリカの12月〜クリスマスツリーが我が家にやってきたVol.1

さて、12月に入りそこかしこでクリスマスソングが流れ、街じゅうにツリーやリースが飾られたクリスマスムード高まりまくり!のワシントンDCから、今回「アメリカの12月」と題し、3回に分けて「クリスマスツリー」について書いてみたいと思います。とはいっても専門的なことは何も書けない私ですので、あくまで「素人視点で語るアメリカのクリスマスツリー事情」、そんな感じの記事だと思っていただければ幸いです。

ご存知の通り、クリスマスはキリスト教の祝日です。そしてここアメリカは、様々な人種・宗教のるつぼと言われている国。それにもかかわらず、なんと実に8割の家がクリスマスツリーを飾るというデータが出ています。

実際、まさに先日、娘たちの学校のイラン系アメリカ人のママが、「うちはイスラム教なんだけどね、子供たちにせがまれて今年からクリスマスツリーを飾ることにしたわ」とさらっと言っていました。でも逆に、30年間キリスト教だったけれど結婚を機にユダヤ教に改宗したウィスコンシン州出身のママが、「もう慣れてきたけど・・・でもやっぱりクリスマスが恋しい」と、ちょっと寂しそうにポツリ。彼女のご主人は敬虔なユダヤ教なので、毎年家族でクリスマスではなく、代わりに「ハヌカー(Hanukkah)」を祝うんだそうです。

そんな感じで、家庭によって祝い方が違うとは言え、やはりアメリカにおけるクリスマスは日本のお正月に匹敵する一年で一番のビッグイベント。クリスマスに合わせて家族や友人が一堂に会し、オーナメントたっぷりのクリスマスツリーを飾り、美味しいごはんやお酒を楽しむ。普段なかなか会えない人同士が、クリスマスを理由に集まる、というのは、忙しい生活が当たり前の今の時代に生きる私たちにとって、とても贅沢で、そして「必要」な時間のようにも思えます。

アメリカの12月〜クリスマスツリーが我が家にやってきたVol.1

さて、我が家は先日の日曜日、クリスマスツリーを買いに行ってきました。その利便性からアメリカでも作り物のクリスマスツリーを飾る家が多いのが実情ですが、私たち家族は「生のモミの木」派。だって、そこら中で売ってて、簡単に手に入るんです。そして生のモミの木特有の「香り」を一度嗅いでしまったら最後。もうこの香りなしで12月を過ごすことなんて、一生出来ないかも!それぐらい大好きな、生のモミの木。

さぁ、一体、生のモミの木をどうやって買うの?どうぞ続きをお楽しみに!

吉野麗子 吉野麗子
2003年、慶應義塾大学文学部卒業。
卒業後KKベストセラーズ、ベネッセコーポレーションで雑誌編集、雑誌広告営業を経験した後、夫の留学に伴い2006年に渡米。
2007年よりワシントンDC在住。
現在は育児の合間にライター、Eコマース業をフリーランスで行なっている。
好奇心が旺盛すぎるのが長所且つ短所。

世界の花屋では、クリスマスシーズン向けに期間限定の商品をご用意しております。

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農家さんが心を込めて育てた草花を商品にしました。お部屋での飾りやすさを大切にデザインしています。

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