農家さんの手仕事帖

「バラの名はスワングレイス」 ケニアのバラ農園の日々Vol.5

2018.1.5

こんにちは、ソジャンミ農園のケタン・ジェラスです。
とても忙しいクリスマスのシーズンも終わり、私たちソジャンミ農園もひと息付いている今日この頃です。
ここケニアでも、クリスマスは1年を通じて最も大切な日の1つですが、特に今年は、長く続いた政治的な混乱もあり、人々はストレスを発散すべく、いつも以上の盛り上がりを感じました。

今回は、残念ですが新たに開発中のバラでご紹介できるものはありません。ただ、今週、私が農園でチェックしていて最も仕上がりが良いなと感じている私のお気に入りのバラをご紹介します。

スワングレイス スワングレース

これは、スワングレイスという品種です。
この写真、実は、既に切り取って10日が経っているんです。すごく長持ちですよね? 白を基調に少しピンクがかった様子が、何とも可憐さを感じます。日本の方は、こんな色合い、きっと好きではないかなと思い、既に日本への出荷も一部開始しています。もし皆さんのお手元に届く機会があったら嬉しいです。

スワングレイス スワングレース

さて、前回もお伝えした通り、ここケニアは本格的な乾季に入りました。私たちソジャンミ農園に隣接している野菜農家さんでは、3月頃の種まきに備えて、土壌を耕すべく、トラクターがフル稼働しています。この時期は、野菜やフルーツを育てている大半の農家さんに取って実は重要な時期で、この時期の努力が、次の秋、大きな実りを生み出すのですよね。

私にとっての大きな実りは、それは鳥たちの来訪なのですが(笑)、昨日、そんなトラクターの後ろにシュバシコウとソウゲンワシの群れがたむろしていました。それを見た私は、慌ててカメラのレンズを向けましたが、如何せん、ケニアの畑は広大で、300-400m先の景色です。皆さんに喜んでもらえるように綺麗に撮れているか自信ありませんが、御覧ください。

スワングレイス スワングレーススワングレイス スワングレース

こちらがシュバシコウ、コウノトリの1種です。

ソウゲンワシソウゲンワシ

こちらがソウゲンワシ、名前の通り、鷲の仲間です。

日本の方には、ひょっとしたらシュバシコウの方が珍しく感じるかもしれませんが、この鳥は、ケニアではそれほど珍しいものではなく、こういった広大な畑でたむろしていることはよくあります。ただ、ソウゲンワシの、特に大きな群れは本当に珍しいんです。このワシはケニアで見かける鷲の中でも最も大型で、しかもその大型の群れ、私も、撮影できてうれしく思っています。

ケニア

日本は、いよいよお正月ですね。
皆さん、良い新年をお迎えください。
そして、来月は、いよいよ日本への旅を予定しています。
1/19の東京でのイベントで皆さんにお会いできること、そして、皆さんからのたくさんのご質問を楽しみにしています。
【ケタンさん来日特別企画】 ケタンさんに聞きたい50のこと。

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農家さんが心を込めて育てた草花を商品にしました。お部屋での飾りやすさを大切にデザインしています。

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