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花鍋を食す~ベトナム・ホーチミンシティ~
2018.1.28
先日ステイしたベトナム・ホーチミンシティで、僕がお花の仕事をしていることを知った取引先から興味深いレストランに招待頂きました。
”花鍋(Lau Hoa=ラウ・ホア)”です。
いま流行りの”エディブル・フラワー”のお鍋です。
ベトナムは、僻地含めてかなりいろいろな場所へ行っていますが、確かに、元々、料理には緑あふれる印象ですから、花鍋があってもなんら不思議ではありません。
場所は、ホーチミンシティ中心部のレストラン、「An Vien(アン・ヴィエン)」。
一歩店内に足を踏み入れると、そこには、”ベトナムらしさ”が感じられない優雅な雰囲気(笑)。

何はともあれ、食べてみましょう!
前菜は、カボチャの花に魚のすり身を詰めた揚げ物。
これを、スイートチリソースに付けて食べるのですが、意外としつこくない。。。
(エディブルフラワー、おもしろい!!!)
そして、いよいよメインの花鍋へ。
店員さんが美味しく仕上げてくれます。

まずは、大型のエビをヌクマム(魚醤スープ)で。
ここはエビにかぶりつく。。。
大型のエビらしい、身の柔らかさが印象的。
そして、エビを食べ終わる頃、いよいよ花鍋の出来上がり。
店員さんが器に取り分けてくれるのですが、この花たちをベトナム麺である”ブン(=ビーフンのようなイメージ)”と一緒に食すのです。
大変失礼ながら、、、意外と美味しかった。
少なくとも、僕がこれまで食べてきたベトナム料理ではトップクラスに近い美味しさ。。。
トマトやスターフルーツをベースにしたスープにお花の渋みがダシとして加わっているからなのか、意外とあっさり風味でグイグイいけます。

そして、締めはロータス・ティ(蓮茶)。
健康茶としても知られていますが、蓮の香りがほのかに口の中に広がり、見事にリフレッシュ。
花鍋、本当に面白かった。
ちなみに、食すと意外と汗をかきます。
僕だけでなく、取引先のベトナム人も、
”なんで汗かくんだろう・・・” と不思議がってましたから間違いありません。
これは、デトックス効果かもとポジティブに考えながら(笑)、お店を後にしました。
小林邦宏
「世界の花屋」の仕入担当として、日々、海外を飛び回っています。
これまで訪問した国は100か国以上。
このコラムでは、本などには書かれていないその土地の魅力を随時取り上げていきたいと思います。
instagram: @kunihirokobayashigp
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