農家さんの手仕事帖

「新しい品種のバラ」を日本へ ケニアのバラ農園の日々Vol.8

2018.3.23

「新しい品種のバラ」を日本へ ケニアのバラ農園の日々Vol.8

皆さんこんにちは、ケタン・ジェラスです。

久しくご無沙汰してしまいましたね。
2/14のバレンタインデーの後も、3/8の女性の日、そして、3/11のイギリスの母の日と、お花の生産者にとっては非常に忙しく大切な日々が終わり、ようやく、ひと息ついているところです。

私たちソジャンミ農園にとって、ひとつ良い知らせは、乾季が過ぎ、再び雨が戻ってきたことです。
(※メディアの報道の通り、首都ナイロビは大雨による水害で大変なことになっていますが、ここナクルは、そこまで深刻な雨ではありません)

そして、この雨により、美しい緑が戻ってきました。この変化は、いつものことですが、目の前があっという間に一面の緑に変わります。ケニアの芝は、乾季の間、土の中でエネルギーをため込み、少しの水(=雨)で、一気にそのエネルギーを緑に変えるのだなあ、といつも感じます。

新しい品種 バラ

いま、ソジャンミ農園では、自然保護も兼ねて、新たに600本ほどの植林を行っているんです。更に400本の苗木は、地域のコミュニティに寄付もしました。今年は、少し雨が多そうで、植林には最適だなあなどと考えているせいか、なんだか、いつも以上に天気のことを、特に雨のことを考えています。ま、農家というのは世界共通で、皆、雨が多い・少ないなど、天気の話しが好きなんですけどね!(笑)

さて、私たちは、先月、ケニアを訪ねてくれたチーフバイヤーの小林邦宏さんと話し合い、たくさんの新しい品種を日本へ送り出すことを決定しました。全部で32品種で、殆どがまだ、「名もなきバラ」です。

「これがケニアのバラなの?」

と驚かれるような格好良いものやおしゃれなバラもたくさんあります。
近いうちに、「世界の花屋」で皆さんの元へ「新しい品種のバラ」が、お届けされることを楽しみにしています。
間に合えば、5月の母の日のギフトやプレゼントとしても使って頂けると嬉しいです。

新しい品種 バラ新しい品種 バラ ソジャンミ農園のバラの花束

さて、先週の日曜日、私は、近所のナクル国立公園にゲームサファリへ行きました。
素晴らしい国立公園が、農園からはわずか30分の距離・・・これはやっぱり、ケニアに住んでいる特権ですかね!?
ナクル国立公園を訪ねる旅行者の殆どは、キリンやライオン、サイといった大型の動物を探すものですが、鳥好きの私は、もちろん、新たな渡り鳥を探すわけです!(笑)
そして、幸運なことに、とても美しいクラシハシコウに巡り合ったのです!
(※クラシハシコウ=Saddle Billed Stork、コウノトリ科)

新しい品種 バラ

新しい品種 バラ

1.4mもの高さがあり、美しい羽を広げるとなんと、2.4mもの長さになります。ここケニアで、最も大型の鳥に分類されるのです。特に、この口ばしの優雅さ・・・素晴らしいですね!
これは、なかなかケニアでもお目にかかることができませんので、写真になりますが、是非、お楽しみください!

では、また次回に!

新しい品種 バラ新しい品種 バラ

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農家さんが心を込めて育てた草花を商品にしました。お部屋での飾りやすさを大切にデザインしています。

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