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Column 「2020年と2021年に思うこと」ケニアのバラ農園の日々V… 2020.12.25
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Column Vol.43 12月の手仕事 2020.12.9
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バラのあふれる花市場~インド・バンガロール~
2018.10.28
8月、インドを訪れました。
現在ではむしろ”知られざる国”となりつつありますが、歴史的に見ると、バラの世界的生産国の一つがインドなんです。
今でこそケニアや南米など、バラの栽培により適した国・地域の発展もあり存在感が薄れてしまいましたが、それでも、インドのバラ生産量は世界でもトップクラスを誇ります。
如何せん赤道からも遠く、そして標高も比較的低く暑いため、ケニアや南米ほどの大型のバラはなかなか育ちません。ただ、現地のバラ生産者さんを回っていると世界でも最新鋭の設備を有するところもあったりと、個人的にはいろいろと勉強になる国です。
そして、この国の皆さんはバラが大好き。
宗教的なシーンにも大いにバラが使われており、なんだか素敵な雰囲気を感じます。
さて、そんなインドでも最大級のバラ生産地がカルナータカ州の州都バンガロール(Bangalore)。IT産業や自動車産業でも有名なエリアですが、デカン高原地帯に位置し(標高900mほど?)、バラの栽培には最も適した場所と言えます。
実際、インドの中では比較的過ごしやすくて僕も好きです。
ステイしたある日の朝、インドの花市場を訪れてみました。
その名を、IFAB(International Flower Auction Bangalore)。
バンガロール市内の北側に位置します。
南アジア最大で、インドで唯一の花の卸売市場。
ここから、インド全土だけでなく、中近東などへも送られています。
朝、アポイントもなく花市場へ行ってみると、警備員が近づいてきます。
”許可証がないと入れませんよ”
(えっ、そうなの??)
と思いつつ、さてどうしたものかと悩む私(まあ、悩むタイミングが遅すぎるのですが・・・)
まあ、経験上なんとかなると思っているのですが、やはり、今回も助けてくれるおじさんが現れました(笑)
”ミスター、どこから来たのか? おお、ジャパンか? え?見学希望? ぜひぜひ見て行ってくれ”
というわけで、あっさり許可が下りました。(笑)
案内してくれたのは花市場の幹部でもあるデヴァイアさん。
※写真右側が、案内頂いたデヴァイアさん。
さすがバンガロールだといえるのは、セリにかかるお花の99%がバラ!
インドの赤いバラの代表格である品種、タージマハールをはじめ、私が訪れたこの日もバラだらけ。 ”産地直送”ということもありますが、鮮度状態もなかなか良いです。
そして、バイヤーは、奥にある倉庫でモノをチェックしながら、セリ場で大画面に表示されたバラに値段を入れていきます。
見た目は・・・なところがありますが、それでもなかなかしっかりしたシステムに感心。
お話しを伺うと、この花市場には200-250の生産者が登録し、バイヤーも100名強の登録があるとのこと。
将来的にはオンライン化し、インド全土や海外からもアクセスできるようにしたいという意欲的なお話を伺いました。
見学も終え、さて帰ろうかとすると、
”せっかくだから社長にも会ってくれ”
ということになり、IFABの社長であるヴィシュワナシュさんともお会いし、マサラチャイをご馳走になりながらバラに関して意見交換。最後はヴィシュワナシュさん・デヴァイアさんと記念撮影し、現地を後にしました。
今回も、インドの皆さんの温かいホスピタリティに触れることができて、朝から得した気分になりました。こういう予期せぬ素晴らしい出会いがあるから、インドにハマる人が多いのかもしれません。
小林邦宏
「世界の花屋」の仕入担当として、日々、海外を飛び回っています。
これまで訪問した国は100か国以上。
このコラムでは、本などには書かれていないその土地の魅力を随時取り上げていきたいと思います。
instagram: @kunihirokobayashigp
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