世界の花屋のなかのこと

Vol.36 美しい百合

2020.10.21

先日、とても嬉しい方からご連絡を頂きました。

花の定期便、5月のテーマ花として取り上げた芍薬を、新潟県魚沼市から私たちに届けてくれた花農家、魚沼花き園芸組合所属の鈴木健市さんです。主に芍薬や百合を育てて出荷されています。

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鈴木さんはとっても気さくで明るくて、お話上手。花の事以外にもクリームソーダ(定期便ご注文の方はご存じのはず)やプリンの話などいろいろな楽しいお話をして下さいます。
コロナウイルスの事もあって、まだ一度もお会い出来ていないのですが、私はまるで会ったことがあるかのような感覚になっています。

今の時期、鈴木さんはたくさんの百合を栽培、出荷されています。
そんな農場や収穫風景、百合の画像を鈴木さんから頂いたので、皆さんもお楽しみください。

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実際に行って見てみたくなりませんか?私は行きたくて仕方がありません。

せっかく百合のお話をして下さったので、百合が長持ちする秘訣を聞いてみました!!

1. 毎日茎を切り戻し、深水にする ※深水…花瓶にたっぷりの水を入れる
2. 花粉を早めに取り除く…受粉すると花が役目を終えてすぐに枯れてしまいます
3. 愛してあげる…鈴木さんが仰るには、これも大事なポイントだそう

続けて教えて頂いたのが、【LY Lily Selection (エルワイ・リリーセレクション】。
私自身知らなかったのですが、【LY Lily Selection】とは、パレス化学(株)・JAうつのみや・JA北魚沼との共同研究により開発した、オリエンタル・トランペットハイブリッド・リリー(OT)のブランド名で、鈴木さんも開発に携わっておられます。
※オリエンタル・トランペットハイブリッド・リリー…ユリの原種、ヤマユリとトランペットリリー(トランペットのような形をしたユリの総称)を交配した品種

メーカーと産地が連携し、切り花でありながら、根付きの自然な開花に近い姿で蕾を太らせながらゆっくり咲かせる前処理剤を研究開発。
開花が早くなる夏は、開花後に花と蕾を太らせながらしっかり咲き、晩秋以降、気温が低い時期においては吸水する力が落ちずに開花に向かうので開花がスムーズになるのだとか。

皆さんも、百合の先端の蕾が咲かなかった事がないでしょうか?LY Lilyの百合は、先端まで大きくしっかりと咲き、花持ちも他の百合と比べて7日~10日程違うそうです。

こんなにすごい百合が開発されているとは知らず、とても勉強になりました。
【LY Lily Selection】気になった方は是非、検索してみて下さいね。

世界の花屋 のなかのこと

小西

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農家さんが心を込めて育てた草花を商品にしました。お部屋での飾りやすさを大切にデザインしています。

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