小林邦宏の「月に一回 世界一周の旅」

花の街、ザグレブ

2023.7.5

こんにちは、チーフバイヤーの小林邦宏です。

6月はヨーロッパにとっては初夏と言える時期。
夏至もあり、夜は21:00頃まで明るい時間が続き、人びとは思い思いにオープンテラスなどで楽しい時間を過ごします。

花の街、ザグレブ花の街、ザグレブ

さて、僕は、クロアチアの首都ザグレブにステイしました。

クロアチアと言えば、近年、「魔女の宅急便」の舞台となったと言われるドゥブロヴニクや、世界最高の絶景ともいわれるプリトヴィツェ国立公園など、観光地としても世界的に人気スポット。
しかも、西欧のパリやロンドンなどと比べると物価も割安。そんなこともあり、首都ザグレブも大いに盛り上がっていました。

そして、僕がザグレブの街を歩いていて気になったことがあります。
それは、

お花屋さんが非常に多いこと。

花の街、ザグレブ花の街、ザグレブ

まず、ザグレブの中心の中心、イェラチッチ広場横のフラワーマーケットが目に入る。花束を求める人もいれば、出来上がったアレンジメントを手に取る人もいる。
僕はてっきり、

(ここで人々は花を求めるのだな)
と勝手に合点していたのですが、この推測はすぐに良い意味で裏切られるのです。

なんと、街中にこのような”花屋街”が何か所もあるのです。

そして、花屋に立ち寄ることも、そこでお花を手に取ることも、まるで水を飲むように当たり前の作法のごとく過ごすザグレブの人々。

花の街、ザグレブ花の街、ザグレブ

これは本当に興味深いです。
僕も、仕事柄、欧州の主要都市はほぼすべて行きました。

でも、ここまで花好きの街はありませんでした。
同じクロアチアでも、アドリア海に面したスプリトなど、他の街では見たことがない。
ザグレブだけ、良い意味で凄いのです。

”花の街、ザグレブ”

花の街、ザグレブ花の街、ザグレブ

機会があれば、再びこの地を訪れて、人びとに花が寄り添う文化をもっと見つめてみたいものです。