小林邦宏の「月に一回 世界一周の旅」

コーヒーチェーン戦争~コロンビア・ボゴタ~

2018.3.18

コーヒーチェーン戦争~コロンビア・ボゴタ~

世界でも高い評価を誇るコロンビアコーヒーですが、コロンビアを中心に、南米では知らない人はいないであろうコーヒーチェーンがあります。

それが、Juan Valdez Café(ファンバルデス カフェ)。

コーヒーチェーン戦争~コロンビア・ボゴタ~

コロンビアのコーヒー生産者組合が設立したコーヒーチェーンで、はっきり言って、南米ではJuan Valdez CaféがぶっちぎりでNo.1。
日本にも多数ある米系のコーヒーチェーンは3-4番手といったところでしょうか。
一部の南米の航空会社が機内で提供するコーヒーも、Juan Valdezを見かけます。

何度も書きますが、僕はコーヒー中毒でして(笑)、特に、買い付け交渉で頭を悩ませる日々を送るコロンビアでは、コーヒータイムは必須です!
コロンビアに限らず、南米では、やはりJuan Valdez Caféが1st Choiceになります。

ところが、昨年くらいから、コロンビアを訪問するたびに妙に目につくカフェが出てきました。

それが、TOSTAO。

コーヒーチェーン戦争~コロンビア・ボゴタ~

全体的にコンパクトな店舗なのですが、とにかく、いつも行列が凄いのです。

コロンビアへ来るたびに、”TOSTAO”のマークを見かけることが明らかに増えました。

コーヒーチェーン戦争~コロンビア・ボゴタ~コーヒーチェーン戦争~コロンビア・ボゴタ~

ちょうど、コロンビアの首都ボゴタに、Juan Valdez CaféとTOSTAOが並び立つという、素敵な場所があります(笑)。

コーヒーチェーン戦争~コロンビア・ボゴタ~

ボゴタでの朝、空き時間を利用して行ってみました。

まずは、慣れたJuan Valdez Caféへ。
TOSTAOと比べると、店舗の作りも少しゆったりしているのが特徴で、テイクアウトも多いですが店内で飲む人も多い。

コーヒーチェーン戦争~コロンビア・ボゴタ~コーヒーチェーン戦争~コロンビア・ボゴタ~

また、店内で販売しているJuan Valdez Caféのコーヒー豆をお土産で持ち帰ることもあります。
(なんといっても、コーヒー生産者の運営するチェーンですので・・・)

コーヒーチェーン戦争~コロンビア・ボゴタ~

この写真のコーヒー、豆から曳いてくれるのですが、いくらだと思いますか?

コーヒーチェーン戦争~コロンビア・ボゴタ~コーヒーチェーン戦争~コロンビア・ボゴタ~

何と、160円!!(笑)
しかも、コクがあって美味しい。
南米では安心の味です。

その上で、隣のTOSTAOへ。
例によって、凄い行列・・・

もちろん、コーヒーのサイズにもよりますが、このコーヒー、いくらだと思いますか?

コーヒーチェーン戦争~コロンビア・ボゴタ~コーヒーチェーン戦争~コロンビア・ボゴタ~

何と、70円!!(笑) 160円でも充分安いのに、、、70円とは、、、

安い、安すぎる。

テイストについては、まあやはり、Juan Valdez Caféと比べると値段相応の差は感じますが、それでも、コーヒー大国コロンビア。 充分楽しめます。

TOSTAOは、Juan Valdez Caféに比べるとパンが充実していることが特徴で、お互い、特徴が出てていて面白い。

コーヒーチェーン戦争~コロンビア・ボゴタ~コーヒーチェーン戦争~コロンビア・ボゴタ~

この調子だと、遠くない将来に更なる新興コーヒーチェーンがコロンビアで出てきそうで、今後のバイヤーとしての旅が益々楽しみです!

小林邦宏
「世界の花屋」の仕入担当として、日々、海外を飛び回っています。
これまで訪問した国は100か国以上。
このコラムでは、本などには書かれていないその土地の魅力を随時取り上げていきたいと思います。
instagram: @kunihirokobayashigp