農家さんの手仕事帖

「ソジャンミ農園の新品種」ケニアのバラ農園の日々Vol.21

2019.8.21

「ソジャンミ農園の新品種」ケニアのバラ農園の日々Vol.21

日本の皆さんこんにちは、ケタン・ジェラスです。

7-8月は、世界中のお花の生産者にとっては比較的閑散期と言えます。
それは、欧米の人々がバケーションを取るためです。そのため、お花の需要は残念ながら下がります。
我々ソジャンミ農園もしかりですが、ここのところ、7-8月が夏でない場所、そう、オーストラリアや南アフリカのような南半球でたくさんの引き合いを頂くようになりました。そのため、まあまあ忙しいといったところですかね。

「ソジャンミ農園の新品種」ケニアのバラ農園の日々Vol.21

この時期は、赤道直下のケニアですが、それでも1年を通じて最も“涼しい時期”と言えます。空は雲に覆われることが多く、でも、降雨は少なく、結果、乾燥もしています。
でも、近所の農家ではそんな中ですが小麦の収穫が進んでいます。
収穫期を迎えた小麦が、この時期のケニアに彩りを与えてくれますね!

「ソジャンミ農園の新品種」ケニアのバラ農園の日々Vol.21

さて、いつも通り、ここソジャンミ農園では沢山の新品種がテストされています。
その中で、これからお勧めの一つが、このガーデンローズです。

「ソジャンミ農園の新品種」ケニアのバラ農園の日々Vol.21

黄色いガーデンローズですが周りは赤色で縁取られているところがとてもユニークですね。
さらに、このバラがユニークなのは、ルックスだけでなく、少し香りも持っているんです。

日本まで届いたときにこの香りが残っているか分かりませんが、農園の中では何ともいえない上品な香りを持っています。

「ソジャンミ農園の新品種」ケニアのバラ農園の日々Vol.21

この品種はここまでたどり着くのにかなりの時間を要しました。苦労は多かったですが、こうして商用化を目前に控えるとやっぱり嬉しいですね。世界中でもソジャンミ農園にしか無い品種です。まだ名前は決まっていない、”名もなきバラ“です。もし何か素敵な名前あれば是非ご提案くださいね!

「ソジャンミ農園の新品種」ケニアのバラ農園の日々Vol.21

最後に自然のお話しを。
最近、家に蟻の侵入があり、それはまあ来るわ来るわ・・・

「ソジャンミ農園の新品種」ケニアのバラ農園の日々Vol.21

これはサファリアリと呼ばれる種で、結構獰猛なのです。
振り払おうとすると人間の足を上り、噛みつくのです。そして、これがまた痛い!
そのため、ケニアでは、サファリアリは“人間を裸にするアリ”とも呼ばれています。あまりに痛くて服を脱いで振り払おうとするからですね。

「ソジャンミ農園の新品種」ケニアのバラ農園の日々Vol.21 ※ズグロウロコハタオリドリ

そして、この時期はハタオリドリが繁殖の時期を迎えます。
ここソジャンミ農園でも、カオグロオウゴンハタオリドリ(Speke’s Weaver)、ハシブトハタオリドリ(Grosbeak Weaver)、ズグロウロコハタオリドリ(Village Weaver)が巣を作っています。彼らはまあ賑やかに鳴きます。まあ、それはうるさいですよ。(笑)

カオグロオウゴンハタオリ※カオグロオウゴンハタオリ
ハシブトハタオリドリ※ハシブトハタオリドリ

では、今回はこの辺で!

PRODUCTS

農家さんが心を込めて育てた草花を商品にしました。お部屋での飾りやすさを大切にデザインしています。

MORE ITEMS

RECENT POSTS