小林邦宏の「月に一回 世界一周の旅」

花とカフェを巡る~ボスニアヘルツェゴビナ・サラエボ~

2020.3.15

花とカフェを巡る~ボスニアヘルツェゴビナ・サラエボ~

12月、バルカン半島、ボスニアヘルツェゴビナの首都サラエボを訪れました。

花とカフェを巡る~ボスニアヘルツェゴビナ・サラエボ~

この地を訪れたことのある方は非常に少ないと思いますが、様々な宗教や文化が入り混じり、独特の多様性を持つ素敵な街です。

花とカフェを巡る~ボスニアヘルツェゴビナ・サラエボ~

特に、首都サラエボの旧市街を散歩するのは本当に楽しい。
イスラム教のモスクもあればキリスト教の大聖堂もあり、発見に満ちた時間を過ごすことができます。

花とカフェを巡る~ボスニアヘルツェゴビナ・サラエボ~

そして、歩いてみると気付きますが、お花屋さんが意外と多い。
一軒立ち寄ってみました。
その名は“Cvjecara Livia”さん。

花とカフェを巡る~ボスニアヘルツェゴビナ・サラエボ~

特に赤いバラはサラエボっ子には人気で定番なのだとか。
この辺りは、歴史的にバラ好きのロシアの影響があることを感じずにはいられません。

花とカフェを巡る~ボスニアヘルツェゴビナ・サラエボ~

アフリカや南米産の殆どのお花がオランダ・アムステルダムで買い付けされ、ここサラエボまで送られてくる、お花の世界は狭いと感じずにはいられません。
決して大きいお花屋さんではないのですが、こういったお花屋さんが街中に多く見かけることが印象的です。

花とカフェを巡る~ボスニアヘルツェゴビナ・サラエボ~

季節は12月。
外の気温は0度近く。
やっぱり身体は冷えます。
というわけで、街中を歩いてはカフェで一休みするわけですが、カフェも本当に多い。
このあたりはロシアというよりはオスマン・トルコの影響なのかな、と思ったりします。

この日偶然入ったカフェが“Zlanta Ribica”
20年近い歴史あるカフェとのことですが、雰囲気が素晴らしかった。

花とカフェを巡る~ボスニアヘルツェゴビナ・サラエボ~

時間の蓄積を感じさせる店内。

そして、店員さんの温かいホスピタリティが本当素晴らしかった。
来店客の会話が弾んでいたことが印象的です。

花とカフェを巡る~ボスニアヘルツェゴビナ・サラエボ~

店内には世界中の来店客が置いていった通貨が置かれているのですが、本当に世界中の紙幣や通貨が置かれています。世界は狭いですね。。。
短い時間でしたが、お花屋さんから、そしてカフェから、ボスニアヘルツェゴビナで世界の繋がりを感じました。

花とカフェを巡る~ボスニアヘルツェゴビナ・サラエボ~

<お花屋さんの情報>
Cvjecara Livia
Mejtas 7, Sarajevo, Bosnia-Herzegovina
TEL: +387-33-558-100

<カフェの情報>
Zlanta Ribica
Kaptol 5, Sarajevo, Bosnia-Herzegovina
TEL: +387-33-836-348

小林邦宏
「世界の花屋」の仕入担当として、日々、海外を飛び回っています。これまで訪問した国は100か国以上。このコラムでは、本などには書かれていないその土地の魅力を随時取り上げていきたいと思います。
instagram: @kunihirokobayashigp