農家さんの手仕事帖

「真っ赤なガーデンローズ」 ケニアのバラ農園の日々Vol.10

2018.5.29

「真っ赤なガーデンローズ」 ケニアのバラ農園の日々Vol.10

日本の皆さんこんにちは、ケタン・ジェラスです。

5月も終わりに差し掛かりましたが、如何お過ごしですか?
5月といえば、お花の生産者にとってはやっぱり、”母の日”ですね。
ここ数年の“母の日”では、特にピンク色のバラの人気が世界的に高く、私たちソジャンミ農園では、日本でも人気の”ブリジッド・バルドー”や”ダッチェス”といった品種が人気で大忙しの日々でした。

スワングレース ※注:ブリジッド・バルドー 

母にとっても生産者にとっても嬉しい”母の日”、こんなイベントが1年間にもっとたくさんあればよいのになあ、といつも思います。(笑)

さて、ここケニアは、新聞報道などの通り、引き続き、例年に比べると雨の多い時期が続いています。
私たちソジャンミ農園は、大きく言うとナクル(Nakuru)という町の一部となるのですが、このナクルでのダム決壊のニュースを耳にされた方もいらっしゃるのではないでしょうか。 
日本もそうだと思いますが、お天気は益々読めなくなるなあと感じる今日この頃です。
お花の生産者、いや、農業従事者として、土壌の浸食を防ぐべく、私たちソジャンミ農園の周りには引き続き植林活動を進めています。
実際、この降雨のためだけに活動しているわけではないのですが、地域コミュニティ活動の一環として、先日も400本の植林を終えたところです。

スワングレース赤ガーデンローズ

そろそろバラの話しをしましょう。(笑)
このところ、”スワングレース”という品種の栽培が軌道に乗ってきたのが嬉しいニュースです。

赤ガーデンローズ

少し淡いピンク色を持ち、ウェディングなどにピッタリの色合いではないでしょうか。

また、新しいバラとして、私の最近のお気に入りでもある赤色のガーデンローズをご紹介します。

赤ガーデンローズ

まだ開発途上ですが、出荷が始まれば確実に世界中で大人気になると確信しています。
非常に長持ちで、じっくりと楽しめる赤色・・・そう、まるで私の大好きなワインのようなバラです。

赤ガーデンローズ

いつの日かこの「真っ赤なガーデンローズ」が皆様を笑顔にすると信じています。
出荷まで、もう少し待っていてくださいね!
世界の花屋がお届けするソジャンミ農園のバラの花束

本来、バラの生産者にとっては好ましくない雨ですが、雨が運んでくれる偶然というのもあります。
なんと、Golden Sunbird(日本名:キンバネオナガタイヨウチョウ)が私たちの農園へ飛んできてくれたのです。

赤ガーデンローズ赤ガーデンローズ

この鳥は、雨の中で花を咲かせるLion’s Ear(日本名:カエンキセワタ)が大好きなのです。

赤ガーデンローズ ※注:このオレンジ色の花がカエンキセワタ

さらに、なんと、カメレオンが突然ソジャンミ農園に現れたのです。
この、ちょっとお惚け気味な表情のカメレオンに、なんだか少し癒されたのでした。

赤ガーデンローズ赤ガーデンローズ

では、今回はこの辺で。

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農家さんが心を込めて育てた草花を商品にしました。お部屋での飾りやすさを大切にデザインしています。

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