世界の花屋のなかのこと

Vol.15 花瓶のはなし

2020.4.14

みなさま、はじめまして。世界の花屋スタッフの山室です。

世界の花屋では、個性的な草花を多く扱っています。そのうちの一つに、南アフリカ原産のプロテアというユニークなお花があります。一口に”プロテア”と言っても様々で、品種によって見かけは大きく異なります。私たち世界の花屋のインスタグラムでも度々登場していますので、気になった方は是非探してみてください。

ちなみに私のお気に入りのプロテアは、プロテアアイビーです。3月いっぱい、みなさまにお届けしていました「プロテア アイビーとバンクシアの春ブーケ」に使用していた花材です。

世界の花屋のなかのこと

プロテアの多くは、花の部分が10センチから15センチほどの、野性的で迫力のあるお花ですが、プロテア アイビーは手のひらサイズで可愛らしく、不思議と日本の家庭風景にもよく馴染み、私の家ではお雛様の隣に飾っていました。

ところでみなさまは、ご自宅でお花を飾ったりすることはおありでしょうか。
そして、その時、どんな花瓶を使用しているでしょうか。

写真は、私の家にある無色透明なガラス製の花瓶たちです。

世界の花屋のなかのこと

この他にも、陶器や色のついたガラス製の物も幾つかありますが、お花やお部屋のインテリアと合わせやすいという他、水の減りや汚れなどがよく見えることから、私の場合は、透明な物を使用することが多いです。

花瓶を選ぶ時、飾る草花の個性と花瓶との相性を考えますが、花束を飾る時に私がよく使うものはこちらです。

世界の花屋のなかのこと

花束は、”スパイラル”(草花の茎を、軸を中心にらせん状に束ねていく)という方法で作られるものが多く、茎の先が放射状に広がっています。ですので、この場合は花瓶の下部が広く、茎が広がっている状態をキープしたまま飾れる物がよいと思います。
また、この花瓶は、花瓶の口が締まっているので、花束が傾くことなく真っ直ぐに飾ることができます。

「 FIDRIO オランダ製フラワーベース Gloriosa」
数量限定入荷で、今現在オンラインサイトでもご紹介しておりますこちらのフラワーベースは、丁度、その形です。
カラフルで、お花が合わせづらいかな、と思いきや、花はもちろん、これから先、新緑の美しい枝ものも合いますし、お部屋のインテリアとしても存在感がありますので、もしよろしければチェックしてみてくださいね。

花束としてしばらく楽しんだ後、切り戻しなどで短くなってしまったお花を飾る時に使用しているのがこちらの花瓶です。

世界の花屋のなかのこと

テーブルやカウンターの上にちょこっと飾るのに重宝しています。
私の家に飾っているお花たちの殆どは、最終的にこの花瓶に行き着きます。

ここまで、私の花瓶事情について少しだけお話ししました。
みなさまがお花を飾る際、花瓶を新たに購入する際、少しでもこのコラムのこと、世界の花屋のことを思い出していただけたら嬉しいです。

世界中で新型コロナウィルスの影響が出ていますが、
一刻も早く事態が改善されますよう、また、みなさまのお気に入りの花瓶にお花をお届け出来ますことを願っております。

山室

PRODUCTS

農家さんが心を込めて育てた草花を商品にしました。お部屋での飾りやすさを大切にデザインしています。

MORE ITEMS

RECENT POSTS